2009年10月06日
研修会 【センター方式】
【センター方式】という言葉を聞かれた事があるでしょうか？
正式名称は『認知症の人のためのケアマネージメントセンター方式』略して『センター方式』と呼ばれています。センター方式は、認知症以外の方でも十分利用できるのが特徴で、障害・児童・虐待、様々な生活問題に対応できるようです。
この、センター方式の研修会(発表会)が、本日うちの施設であり、この日の為に数ヶ月前から、ある利用者様を対象に、フロア全員で協力しながら作成して来ました
通常のケアプランでは、一人の利用者様に対し、一人〜数人で、プランを作成していくのが通例でしょうが、センター方式では、本人とご家族様を中心に、ケア関係者(ケアマネージャー・看護師・介護士等々)が共通のシートを使い、施設またはフロア全員で、互いの思いや実情・アイデアを出し合いながら「本人と家族のより良い暮らし」を目指していく、という所に特徴があります。
また、ケア関係者の主観で作成していくのではなく、利用者様の目線になって、作成していく事が大切なようです。
実際にシートを作成していく上で
『○○時、徘徊をしている』
という簡単な書き方ではなく
『○○時、西側廊下を不安そうな顔で、居室を覗きながら徘徊をしている』
といった具合に、特に利用者さんの表情など、出来るだけ詳しく書いていく事が重要だという事でした。
この事に対し、どうして、不安そうな顔をされているのか？など、みんなで考えていく。
また、食事や排泄、入浴など、この利用者様は、何が出来て、何が出来ないのか？
出来ている事でも、常時出来ているのか？出来ない時もあるのか？
出来ていない事でも、出来る可能性は無いのか？
これについても、みんなで考えていく。この時、職員によって絶対ばらつきが出る。ある職員は“出来ない”と思っていても、違う職員は“出来る可能性はある”と思っている。ここが大切で、皆で意見を出し合う事で『ケアの統一化が図れる』という事です。
ただ、やはり問題点もあり、アセスメントシートは全部で25枚程度あったと思います。かなりの量に加え、本人・ご家族様から聞いても、埋まらない箇所も沢山ありました。また、利用者様が少人数なら良いですが、30〜40人の大人数になると、時間が莫大にかかってしまう。
いろいろ、メリット・デメリットあるかと思いますが、一人の利用者様に対して、みんなで、これだけ考えた事はありませんでした。この過程が大切だと思いますし、本人・ご家族様の立場になってみれば、大変ありがたい事だと思います。
“介護の本質”について、考えさせられた、良い研修会だったと思います。『センター方式』を上手く活用出来れば、最善の“介護”が出来るのではないでしょか
正式名称は『認知症の人のためのケアマネージメントセンター方式』略して『センター方式』と呼ばれています。センター方式は、認知症以外の方でも十分利用できるのが特徴で、障害・児童・虐待、様々な生活問題に対応できるようです。
この、センター方式の研修会(発表会)が、本日うちの施設であり、この日の為に数ヶ月前から、ある利用者様を対象に、フロア全員で協力しながら作成して来ました
通常のケアプランでは、一人の利用者様に対し、一人〜数人で、プランを作成していくのが通例でしょうが、センター方式では、本人とご家族様を中心に、ケア関係者(ケアマネージャー・看護師・介護士等々)が共通のシートを使い、施設またはフロア全員で、互いの思いや実情・アイデアを出し合いながら「本人と家族のより良い暮らし」を目指していく、という所に特徴があります。
また、ケア関係者の主観で作成していくのではなく、利用者様の目線になって、作成していく事が大切なようです。
実際にシートを作成していく上で
『○○時、徘徊をしている』
という簡単な書き方ではなく
『○○時、西側廊下を不安そうな顔で、居室を覗きながら徘徊をしている』
といった具合に、特に利用者さんの表情など、出来るだけ詳しく書いていく事が重要だという事でした。
この事に対し、どうして、不安そうな顔をされているのか？など、みんなで考えていく。
また、食事や排泄、入浴など、この利用者様は、何が出来て、何が出来ないのか？
出来ている事でも、常時出来ているのか？出来ない時もあるのか？
出来ていない事でも、出来る可能性は無いのか？
これについても、みんなで考えていく。この時、職員によって絶対ばらつきが出る。ある職員は“出来ない”と思っていても、違う職員は“出来る可能性はある”と思っている。ここが大切で、皆で意見を出し合う事で『ケアの統一化が図れる』という事です。
ただ、やはり問題点もあり、アセスメントシートは全部で25枚程度あったと思います。かなりの量に加え、本人・ご家族様から聞いても、埋まらない箇所も沢山ありました。また、利用者様が少人数なら良いですが、30〜40人の大人数になると、時間が莫大にかかってしまう。
いろいろ、メリット・デメリットあるかと思いますが、一人の利用者様に対して、みんなで、これだけ考えた事はありませんでした。この過程が大切だと思いますし、本人・ご家族様の立場になってみれば、大変ありがたい事だと思います。
“介護の本質”について、考えさせられた、良い研修会だったと思います。『センター方式』を上手く活用出来れば、最善の“介護”が出来るのではないでしょか
